War Bride

脚本
古川健

Furukawa Takeshi

「戦争花嫁」を題材とする、TBSのドキュメンタリーから舞台を創る。最初聞いた時は、なんとも難しそうなお仕事だと正直感じました。しかし、実際にそのドキュメンタリーを見て、その難しい仕事を完遂したいという気持ちが芽生えました。生き生きと自分の人生を切り開いた、桂子さんという女性に果てしない魅力を感じたのです。
激動の20世紀の中で、日米という二つの国でたくましく生き抜く女性の姿には、憧憬と共感を禁じ得ません。演劇ならではの見せ方で、この魅力的な人生を余すところなく、お客様にお届けしたい。今はそんな気持ちでいっぱいです。

profile
(ふるかわ・たけし)2002年より劇団チョコレートケーキに参加し、劇団作品の脚本を手掛け、俳優としても出演。外部作品の脚本も多数手がけるほか、ラジオドラマやドキュメンタリー番組の脚本も手掛けるなど、活動は多岐にわたっている。2025年『白き山』『つきかげ』において鶴屋南北戯曲賞を受賞している。